3.観光政策/インバウンド/地域経済

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【2025年2月】「歴史を読み解く城歩き」にみる教養と観光の両立【書評】

初心者から上級者まで楽しめる城歩き指南書城を訪れる楽しみは、単なる観光にとどまらない。歴史の流れを肌で感じ、当時の人々の暮らしや戦略を想像することで、より深い教養へとつながる。千田嘉博氏による『歴史を読み解く城歩き』(朝日新書)は、まさにそ...
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【2025年2月】着て読んで楽しい「東大ファッション論集中講義」【書評】

日本最高峰が唸った集中講義の全貌があきらかに新書で話題になっていたので、ファッションに疎いけど興味があったので一読。神戸大学の専任教員である筆者(平芳裕子氏)が、東京大学の駒場キャンパスでの集中講義をそのまま新書にした一冊。口語をそのままの...
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【2025年2月】「君はなぜ北極を歩かないのか」が示す道標【書評】

ゆとり教育、コンプライアンスでは測れない紀行文わが家は旅行と外食に行く習慣のない家だった。「旅行は行く必要がない」「外食はいけないことだ」「家で作った料理を食べるのが一番だ」という硬直した感覚に囚われていた。要するにお金が大変だったからだと...
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【2025年1月】年賀状じまいブームと「食事の戦略」【書評】

閉めたあとに読んだ人脈作りのノウハウ昨年、年賀状ハガキは1枚63円から85円に値上げされた。これをきっかけに「年賀状じまい」という言葉が連日、マスコミを賑わせ、年賀状じまいのスタンプは飛ぶように売れたらしい。私もゆるやかではあるが、年賀状か...
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【2024年9月】「2028年街から書店が消える日」の伝える現実【書評】

官民一体支援がニュースになる書店・図書館の今最近、新聞やテレビで図書館や書店関連のニュースを見ることが多くなった。この作品を読む前にも「図書館×書店支援へ」という新聞記事を発見した。地域の活性化と読書人口を増やすことが狙いで、来年度の予算で...
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【2024年8月】「ベラルーシの林檎」と空飛ぶマダム【書評】

最新エッセイも発売中に思い出した30年前の紀行文このブログを読んで下さる読者の方で「赤いシリーズ」と言われてピンと来る方は、昭和時代をかなり記憶している世代だと思う。引退した山口百恵さん・現在のご主人の三浦友和(以下、敬称略)のゴールデンコ...
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【2024年6月】「観光ブランドの教科書」の引力【書評】

見落とされがちな日本人客の重視にスポットコロナ禍で観光業界が大打撃を受けた4年前とは打って変わり、2024年はインバウンドが好調だ。ある企業の調査によれば、飲食店には客足が戻っており、東京や京都では「ほぼ毎日」訪日客の来店がある飲食店が、コ...
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【2024年5月】朝ドラ「繭子ひとり」原作が封印された訳【書評】

朝の連続テレビ小説歴代視聴率2位の原作、封印は何故?公共放送であるNHK(日本放送協会)のドル箱作品といえば、大河ドラマ、NHK特集、プロジェクトX、朝の連続テレビ小説辺りが浮かぶ。特に大河ドラマと朝の連続テレビ小説(朝ドラ)は、舞台となっ...
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【2024年5月】日本ワイン産業紀行で学ぶ真の「日本ワイン」【書評】

ソムリエ推薦本とは異なる産業としてのワイン以前「大阪・北摂のガストロノミー」という本で、従来の農村文化や郷土料理を紹介しつつ、地域振興につながる食資源についての書評を行った。いわゆる「見た目(体裁)のよさ」ではなく、歴史的背景、産業構造、問...