日本災害食学会学術大会で災害食レシピをご紹介

こんにちは、危機的な状況をポジティブに乗り切る防災・危機管理アドバイザーのマミです。
2022年8月6日(土)に、日本災害食学会で「米粉グルテンフリー&オリエンタルヴィーガン(五葷フリー)」の災害食レシピを発表しました。

◆学術大会の新企画

私は、おうち避難をベースにした、防災・危機管理アドバイザーをやっていますが、いくつかの学術団体に加入しています。
その中の一つである日本災害食学会の学術大会で、「こんな食べかた知ってる?リモート災害食昼食会」が開催されることになりました。

そこで当日、ヘルスコンシャスラボ主宰者として、災害食に特化した乾物野菜を活用し、ローリングストックや食の禁忌にも対応できる食事を紹介させていただきました。

◆米粉グルテンフリー&オリエンタルヴィーガン(五葷フリー)のレシピをご紹介

緊急時の避難対応というと、どうしても「缶詰」と考えがちです。
昨今、新型コロナウイルス感染防止等の観点から、「おうち避難」の重要性が増しています。
普段から乾物を活用していることもあり、今回は切り干し大根を活用した「大根餅」をご紹介しました。

今回のレシピの特徴は、食の禁忌に対応できるようにするため、グルテンフリーをはじめとするアレルギーやベジタリアン、ハラル等の宗教食に対応できるようにしたこと、ニオイのきつい五葷(ネギ、にら、ラッキョウ、玉ねぎ、ニンニク)を抜いたヴィーガンになっていること、停電になった時に冷蔵庫内にある生の大根を活用すると考え、その水分で切り干し大根をやわらかくするようにしました。簡易コンロで作れる料理です。

日頃の練習と、乾物も含めたローリングストック(日付の古いものから活用して、使った分を補充する)が大切なので、レシピは出席者の方に公開いたしました。

◆栄養管理の他にも大切なこと

災害食は、避難所運営で賄われるものをベースにしておりますので、「手早く食べられるもの」「栄養価の高いもの」「まずは味噌汁」と考えがちですが、アレルギー等の理由から食べたくても食べられない方がいること、期限が切れたり衛生面の関係で廃棄処分にして、食品ロスが起こっていることは、どうしても後回しになっています。

私は栄養士ではありませんが「子供も大人も、アレルギーのある人も、外国から来た友人も、同じ食卓で同じモノを食べられるようにしたい」をモットーにしております。
発表後、司会者の先生から「今後もオリジナルレシピのレパートリーをぜひ増やしていってください」とのお言葉をいただきました。

災害食メーカーの方と一緒の発表で、やや緊張いたしましたが、活動の一端をご紹介でき、非常に有意義な経験ができました。